手土産や贈り物に最適なお菓子。県外や遠方の方に贈るとなると、できれば地元ならではのものがいいなぁ〜と思い、ついついいつも有名ドコロに落ち着いてしまうという方も多いと思います。

もちろん!定番は定番で良いのですが、受け取った方に「へぇ、こんなステキなお菓子もあるんだぁ」と故郷の新たな魅力を発見してもらえると、もっと嬉しいですよね。

というわけで今回ご紹介したいのは、そんな九州ならではの歴史や郷土の味が、うつくしくておいしいお菓子に昇華した九州各地の「アートなお菓子」たち!どのお菓子も見た目がステキなのはもちろん、驚くほどおいしいのが特徴です。
早速、いただいてみましょう〜♪
まずは今年の1月に発売されたばかりの「梅とうぐいす」から(梅とうぐいすの詳細はコチラ)。鹿児島睦さんデザインのあまりにも可愛いコチラの干菓子。お菓子の作成は博多の老舗・鈴懸さんが担当されています。

5種類の味の中から、迷った末、ヨモギとシナモンをいただきました。それにしても和菓子にシナモンとは、洒落ていますよね?なんでも、かつて「遠の朝廷」と称された「太宰府政庁」が置かれた太宰府は、アジアと日本の文化が交差する場所だったため、大陸よりスパイスが渡ってきていたのだとか。

サラサラときめが細かくくちどけの良い干菓子。和三盆糖の上品な甘さの中に、練りこまれたヨモギやシナモンの風味が効いています。これは確かに!日本茶のお茶うけとしてはもちろん、コーヒーや紅茶にも合いそうです。鹿児島さんのデザインのせいもあるけど、繊細ななかにもおおらかさのある味わい。これは、ひとつひとつ、大切にいただきたくなるなぁ。
お次は、鹿児島から取り寄せた「FUKU+RE(フクレ)」(詳細はコチラから)
以前、鹿児島市内の工房に取材に行った際にいただいて、こんなに洒落てるのにこんなにもおいしいなんて〜〜〜〜!!とその味に感動してからというもの、個人的に、県外のお友達へ贈り物をする際にリピートしている逸品です(以前の取材記事はコチラ ※現在は通販のみとなっています)

たくさん種類があるのですが、今回ご紹介するのは、季節のふくれ菓子4種を少しずつ詰め合わせたおためしセット。いろんな味を試してみたい初めての方や、贈り物にも人気の商品です。

セット内容は、黒糖とサンザシ、胡桃のふくれ菓子「サンボ」、桜島小みかんと生姜のふくれ菓子「コミカン」、黒ゴマとナッツのふくれ菓子「セザム」、有機緑茶とかるかん、手亡豆のふくれ菓子「キリシマ」。写真はセザムです。

ふくれ菓子というのは、鹿児島のお母さんがつくる黒糖の蒸しパンみたいなお菓子のことで、それ自体はとても素朴で懐かしいお菓子。そしてそのふくれ菓子をソフィスケートさせた「FUKU+RE」はというと、ふくれ菓子よりグッと複雑で濃厚な味わいながら、どこか南国を思わせる甘さの系統と、和でも洋でもないふくれ菓子の持つ不思議な存在感を見事継承しています。これチンして少しだけ温めると、もっとおいしくなるんです。大人のご褒美的お菓子ですね。
続いて、長崎県からお取り寄せしたのは、長崎県美術館のオリジナル商品「BISCUI10(ビスケット)」(詳細はコチラから)

鎖国時代、海外への唯一の窓口だった長崎には、長崎から全国に広まった長崎発祥のモノゴト「長崎ことはじめ」がたくさんあるのですが、そのうち10のことはじめを型どった、10枚の可愛いビスケットです。

写真は、教会と桃。この他に、南蛮船、南蛮人、ボタン、コンプラ瓶、ハタ、くじら、活版印刷、長崎県美術館を型どったビスケットが1箱に封入されています。味は、プレーンとココアの2種類。MIXではなくそれぞれ、プレーンのみ、ココアのみとなっています。

お味の方は、ほんのり甘い生地の上に、パラッパラッとふりかけられた天然塩、ザクザクっとした生地の風合いや厚み、全てがベストバランス。1枚1枚丁寧に焼きあげられた感じが伝わってくるビスケットです。最後に口の中に残る砂糖と天然塩の甘さが溶け合って、なんとも言えない幸せな気分に…これは、10枚と言わず、何枚でも食べられちゃいそうな後引く味!
お次は大分県下で一番古い和菓子店「但馬屋老舗」の新商品(詳しくはコチラ)

但馬屋さんの看板商品と言えばご存知、三笠野や荒城の月。大分県竹田市にある店舗ではナント、焼きたての三笠野を味わうことができて、これまたとってもおいしいんです!

そんな老舗の和菓子店が、現代アート作家ミヤケマイさんとコラボレーションして誕生したのが「マザー・オブ・マーシー」。マリア像やクロスを木型で抜いた乳白色の干菓子で、教会などで見るメダイのような美しい干菓子です。

口に含むとホロリと崩れる儚く甘美な落雁。マリア像はやさしいミルク味。クロスはミルク味にミントの風味が効いています。

竹田市と言えば、キリシタン大名の土地。古くから、日本古来の文化と外来文化が融合しながら独自の文化を育んできた竹田独自の文化の豊かさがここに表現されています。まさしく、アートなお菓子!
続いて手に取ったのは、いま全国で話題沸騰中の「ネジチョコ」(詳細はコチラ)
2015年に「明治日本の産業革命遺産」として官営八幡製鐵所の関連施設が構成施設に含まれたことを受け、北九州市のパティスリー「グランダジュール」が企画した北九州発のお土産です。

北九州市は 私たち探検隊員の地元なのですが、実はこれまで県外の方などに「北九州のお土産何がオススメ?」なんて聞かれても即答できないことが多く、その度に少し悲しい思いをしていたのです(もちろん、いろいろとオススメしたいおいしいものはあるんですよ!)なぜなら小倉駅に並ぶお土産の多くは福岡のお土産。北九州発のお土産が本当に少ないんです。そこに、このネジチョコの登場。

本物のボルトとナットを3Dプリンタで型にしてつくたれたチョコレート。クルクルクルとネジを回すとピタッとはまる精巧なつくりは、鉄のまち、ものづくりのまち北九州市のイメージにぴったり合っています。しかも、北九州の人気パティスリーが本気でつくったチョコレートだから味もお墨付き!貰ったら思わずSNSに投稿したくなる話題性も抜群です。

クルクルクル、ピタ!本当に楽しい!
最後にご紹介するのは長崎県発、砂糖がテーマのスイーツブランド「Sugarf」のお菓子たち(詳細はコチラ)。誌面ではご紹介できなかったのですが、クッキーのスプーンがのっかったコチラ「ビスケットフォンデュ」からいただいてみましょう。

熊本の“阿蘇小国ジャージー牛乳”を使ったカスタードクリームと九州産のクリームチーズ、国産バターで仕上げたスフレ生地の中に、黒糖のビスケットが閉じ込められていて、キャラメリゼした表面のパリっとした香ばしさとクリーミィーな食感のハーモニーがポイントになっています。

大きめのサイズなので2〜3人でシェアするのがオススメですが、あんまりにもおいしくてスプーンがとまりません笑。結局ほぼほとんどを独り占めしてしまいました。
コチラは、シナモン風味のスパイシーなバターカステラ「トルテポット」。きび糖のやさしい甘さが口いっぱいにひろがって幸せなお菓子。シュガーロードの起点となる長崎らしく、砂糖のおいしさを存分に味わうことができます。
さらに「Sugarf」の商品はその可愛いパッケージも魅力的。お土産に、贈り物に、喜んでもらえること間違いなしの逸品です。

寒い冬が終わり、温かい日が増えてきました。お天気のいい春の日には、とっておきのお菓子を手土産に、お友達と一緒に桜の木の下で、美しくておいしいアートなお菓子を愛でながら、春のお茶会なんていかがですか?


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